
2027年2月8日(月)19:00開演
18:30開場|サントリーホール ブルーローズ
PROGRAM
ストラヴィンスキー:《プルチネッラ》組曲
プロコフィエフ:交響曲 第1番 ニ長調 作品25
《古典交響曲》
モーツァルト:交響曲 第38番 ニ長調 K.504
《プラハ》
ARTIST
指揮・チェロ:小澤洋介
コンサートマスター:三戸素子
TICKET
一般 6,000円/学生 3,000円・全席自由
10月1日から発売します!
チケットぴあ <Pコード:338-540>
サントリーホールチケットセンター 0570-55-0017
ABOUT / この公演について
ストラヴィンスキー:《プルチネッラ》組曲
18世紀の音楽が、
20世紀の感性によって生まれ変わる。
《プルチネッラ》は、ストラヴィンスキーが1920年に書いたバレエ音楽です。題材となったのは、18世紀イタリアの音楽。ディアギレフ率いるバレエ・リュスのために、当時ペルゴレージの作品と考えられていた古い旋律や舞曲を素材として作曲されました。
しかしストラヴィンスキーは、それらを単に編曲したのではありません。原曲の旋律や形式を生かしながら、和声のずらし方、リズムの切れ味、楽器の組み合わせによって、まったく新しい響きへと変えていきます。古い音楽が、20世紀の耳を通して鮮やかに生まれ変わるのです。
この作品は、ストラヴィンスキーのいわゆる「新古典主義」の出発点としても知られています。大編成のオーケストラではなく、透明感のある小さめの編成を生かし、一つ一つの楽器が会話するように音楽が進んでいきます。
聴きどころは、何よりその軽やかさと洒落たユーモアです。18世紀風の優雅な旋律の中に、突然鋭いアクセントや意外な和音が現れ、どこかいたずらっぽい表情を見せます。古典的でありながら少しも古びて聞こえない、その不思議な新鮮さこそが《プルチネッラ》の大きな魅力です。
今回の公演テーマである
「古典は、いつも新しい。」
を、もっとも象徴的に体現している作品の一つといえるでしょう。
プロコフィエフ:交響曲 第1番 ニ長調
作品25《古典交響曲》
もしハイドンが20世紀に生きていたら——そんな想像から生まれた交響曲。
プロコフィエフが1916年から17年にかけて作曲した《古典交響曲》は、18世紀の古典派交響曲、とりわけハイドンの様式を意識して書かれた作品です。
当時のプロコフィエフはまだ20代半ば。大胆な和声や鋭いリズムで知られる若い作曲家でしたが、この作品では古典的な形式と明快な構成をあえて選びました。ただし、単なる昔風の模倣ではありません。優雅な旋律の中に思いがけない転調や刺激的な響き、軽快で機知に富んだリズムが次々と現れます。
第1楽章の快活な勢い、第2楽章の端正な美しさ、第3楽章のガヴォットの洒脱さ、そして一気に駆け抜ける終楽章。小さな編成の中で、一つ一つの音が鮮やかに動き回ります。
古典の型を尊重しながら、その中に新しい感覚を吹き込む。この作品にもまた、
「古典は、いつも新しい。」
という今回のテーマが鮮やかに息づいています。
モーツァルト:交響曲 第38番 ニ長調
K.504《プラハ》
華やかさの奥に、深い陰影とドラマを秘めたモーツァルト。
《プラハ》交響曲は、モーツァルトが1786年に作曲し、翌1787年にプラハで初演した作品です。オペラ《フィガロの結婚》がプラハで大成功を収めた直後の時期に書かれ、モーツァルトの円熟した筆致が随所に感じられます。
この交響曲の大きな特徴は、通常の4楽章ではなく3楽章で構成されていることです。そして冒頭には、非常に充実した長い序奏が置かれています。荘厳で緊張感に満ちた始まりから、一転して生き生きとした主部へと移るその流れは、まるでオペラの幕が開くようです。
第2楽章では、穏やかな美しさの中に翳りや切なさが漂い、終楽章ではモーツァルトらしい軽やかさと推進力が一気に解き放たれます。木管楽器の活躍も大きく、それぞれの楽器が語り合うように音楽を彩ります。
明るさと影、優雅さと劇的な緊張が共存する《プラハ》。その豊かな表情は、200年以上を経た今もまったく色あせることがありません。
チラシ


